ひと口に「欠陥」といっても、細かく分析すれば、その中には「欠陥・現象」「欠陥原因」「欠陥判断」という、それぞれ違う概念が含まれている。そして現実に法廷で相手の落ち度を立証するには、その三つの欠陥概念を明確に区分けして指摘することが重要である。つまり。「雨が漏る」だけでは(それがどんなに酷い雨漏りであっても)、欠陥の現象面を指摘したにすぎない。これでは、法律に則って業者の瑕疵を認めさせるには至らない
三つの欠陥概念を明確に区分けして指摘することが重要... の続きを読む
地下鉄の駅出口から徒歩で一、二分というホテルは京都市内に数少ない。北は岩倉、宝ヶ池、国際会館、南は奈良までが鳥丸線。東は醍醐、六地蔵、あるいは滋賀県浜大津、西は太秦天神川までが東西線。こうして書き並べてみると、存外その範囲は広い。乗り換えさえ厭わなければ、地下鉄は比較的低価格で移動できる。市内の移動は他に市バスがあるのだが、路線がけっこう複雑で分かりにくいのが難点だ。だから「おひとり京都」旅には市
比較検討した上で賢く利用したい... の続きを読む
東京湾横断道路は、川崎市の浮島と木更津市盤州を連絡する延長約一五キロの海上道路計画である。東京湾湾岸道路、延長約一六〇キロ、湾口部横断道路などとともに東京湾環状道路を構成する道路として計画されている。この計画は昭和五十一年から道路公団などを中心に進められており、早ければ六十一年度に着工される予定である。総工事費は一兆円、工期は一〇年、自動車専用道路で当面、四車線、最終的には六車線となる。川崎市側が
道路として計画されている東京湾横断道路... の続きを読む
時計を見た。午後四時をまわっていた。カメラマンやH君は、ガンジス川に沿ったガートと呼ばれる沫浴場を見たかったようだが、そんな時間はありそうもなかった。このバスを逃すとおそらくデリーに着くのが一日遅れてしまう。バスに乗ってしまえば、なにもすることがない膨大な時間の空白に放り込まれるのだが、バスの出発時刻が迫っている場合は観光地を訪ねる二時間すら捻出できないのがアジアハイウェーの旅でもあった。カメラマ
時間がない旅の葛藤... の続きを読む
人はなぜ旧い街道を辿りたくなるのか。その理由は、いくつもあるだろう。旧街道というのはモータリゼーション以前の産物であることがほとんどだから、基本的に自転車という人力の旅に向いている。旧街道はまた、統一感のある町並みや、防衛のために屈折した道筋、要所要所の一里塚や宿場、関所などの見どころや変化に満ちている。機動性と随意性を最大の武器とする自転車の旅にとって、その優位性を発揮できる最良のゲレンデと言っ
旧道、街道は古典的走行キャンバス... の続きを読む