噛むことと脳の働きについての一つのヒント

2010-11-23

噛むことと脳の働きについての一つのヒントになることはたしかです。人間については、アメリカの心理学者たちの調査が参考になるでしょう。それによると、むし歯の多い子どもは知能の発達が遅れるというのです。むし歯が多いと、ものがよく噛めません。よく噛めないと脳に十分な酸素と栄養がゆきわたりません。そればかりか、カチカチ、バリバリという振動が脳細胞に刺激を与えないので記憶素子をよみがえらせることができず、その結果、知能の発達が遅れてしまうというのです。昭和五〇年頃、日本でも、大阪市立大学の教授らが、子どもたちの「噛むことと成績との相関性」を研究し、発表しました。結果は、よく噛む生徒は成績も優秀だったというものでした。