旧道、街道は古典的走行キャンバス

2012-01-14

人はなぜ旧い街道を辿りたくなるのか。その理由は、いくつもあるだろう。旧街道というのはモータリゼーション以前の産物であることがほとんどだから、基本的に自転車という人力の旅に向いている。旧街道はまた、統一感のある町並みや、防衛のために屈折した道筋、要所要所の一里塚や宿場、関所などの見どころや変化に満ちている。機動性と随意性を最大の武器とする自転車の旅にとって、その優位性を発揮できる最良のゲレンデと言っていい。

[参考]
網走・北見・知床周辺のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/010000/LRG_012300/

長島温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50715.html

ルネッサンスリゾートオキナワ - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad327873/

東海道、中仙道などはその王者たる格がるけれど、一方で観光化も進んでいて、昔ながらの街道筋の風情は、こうした主要街道に交わる、支線的旧道筋に色濃く残されていることが多い。各地に残亘父易の道、「塩の道」なども典型的な例であるし、静岡・長野・愛知県にまたがる「秋葉街道」などは信仰の道とされている。日本全国、そうした古道は至るところに存在している。いやいや、そればかりか、何々街道、何々往還とかいう名前すらついていない古からの道に、いかに素晴らしいものが残されていることか。旧い道の魅力のひとつは、多くの場合、道自体が遠回りでもするように、とても魅力的な曲線や複雑な曲がり具合を見せて進行してゆくことだ。それは現代の幹線路が、ひたすら高速かつ大量の移動や物流を追求した形態になっていることや、多くの都市の街路がマトリクス状に展開されていることと対照的である。人の感性は実は曲線やゆらぎのある風景に、リラックスを感じるようにできているらしいのだが。街道筋の面白さとは、そうした道の織り成す風景のなかから、何か旅の根源的なものに出会うことだろう。宿場と宿場を結ぶ行程は、古人が辿った旅を追体験することでもある。都市化や開発によって分断された旧街道を探しながら進む旅は、旅そのものの全体性を求めて旅する、いわば旅を旅することではないだろうか。