美容外科が形成外科と大きくちがう点は、ごくふつうの人の体にメスを入れることです。したがって、傷あとは鼻の穴とか、髪の毛のなかとか、まぶたの裏や口のなかなど、できるだけ目立たないところにつけるようにしています。だから最新のやり方でおこなえば、ほとんどの手術は傷あとが残ったり、みた目にはっきりとわかることはありません。ただ、例外的なものもいくつかあります。上まぶたや下まぶたのたるみをとったり、たれてしまったバストをつりあげる手術の場合です。これらはたるんだ皮膚を切りつめなければならないので、ある程度の傷がつくのはやむを得ないでしょう。けれども、この傷あとは「傷」というほどの大げさなものでなく、いわばシワみたいなものですから、差し引き計算すればシワをへらす手術とおなじ意味あいをもつのです。