時計を見た。午後四時をまわっていた。カメラマンやH君は、ガンジス川に沿ったガートと呼ばれる沫浴場を見たかったようだが、そんな時間はありそうもなかった。このバスを逃すとおそらくデリーに着くのが一日遅れてしまう。バスに乗ってしまえば、なにもすることがない膨大な時間の空白に放り込まれるのだが、バスの出発時刻が迫っている場合は観光地を訪ねる二時間すら捻出できないのがアジアハイウェーの旅でもあった。カメラマンもH君もインドははじめてではない。
[おすすめサイトのご紹介]
ホテルサードニクス東京 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad311518/
三河安城駅のビジネスホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/biz/230000/STA_990683/
ホテルサンルート有明 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad350291/
おそらく以前に訪ねたとき、ガンジス川に沿ったガードを見ているはずだった。沫浴する人々の近くで、ここで死んだ人の体を荼毘に付す。人間の生とか宗教というものがわからなくなり、インド的な宇宙が脳裡を駆けめぐる。あの場所にもう一度立ってみたかったのに違いなかった。しかしバスの旅ではその時間がとれないのだ。