犯罪に手を染めた区立中学の生徒

2011-03-22

思い立ったのが五歳の夏。受験の数力月前である。きっかけはなんだったのだろうか。「漠然とですが、子どもは区立の小学校、中学校に進ませて、高校で受験させようと考えていました。ところが、子どもが五歳の夏に、家庭裁判所で研修を受けているとき、『公立は困るかもしれない』と思いはじめたんです。家庭裁判所には、犯罪に手を染めた区立中学の生徒が大勢送られてきます。たしかに犯罪者となった子どもたちの半数は、家庭環境に問題があります。でも残りの半数は、ごくふつうの家庭に育ったふつうの子どもたちで、犯罪に走る要因がない。どうも学校のお友だちに誘われて、つい犯罪に手を染めてしまったらしい。それまでは『どんな環境に置かれていても、家庭でしっかりしつけていたら子どもは大丈夫』と思っていたのですが、そうではないらしいとわかったんです。やっぱり学校での教育環境はたいせつだと思いはじめました」だが、Rさんが問題を感じたのは中学である。それならば中学受験をさせればすむことではなかったのか。

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