「血液の中に(コレステロールや中性脂肪などの)脂が多い状態」。読んで字の如く、高脂血症は血液中に脂が増えすぎた状態です。全身に栄養や酸素を運ぶ血液は、つねにサラサラと流れなければならないのに、こんな血液は、脂だらベタベタの血管の中は、しだいに狭くなると同時に、弾力を失っていきます。ギトギトの脂がこびりついて硬くなったゴム管を想像してみてください。その状態が動脈硬化です。動脈硬化が進むと、血液の流れは悪くなり、いろいろな障害が出てきます。さらに進行して、脳や心臓に血液を送る大事な血管が詰まってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞が起こります。こうなったら大変、死に至るか、あるいは重大な障害が残ってしまいます。この動脈硬化を引き起こす高脂血症が、かくれ肥満の人を検査すると、実に6割から7割に見つかります。