消化器と不妊は関係がある

2010-11-11

消化器と不妊は、一見なんの関係もないように思えるかもしれませんが、体のエネルギーである気や、妊娠に不可欠な血などを作り出すのは、ほかならぬ牌の役割です。牌の消化・吸収力がしっかりしていれば、食べたり、飲んだりしたものを十分な気や血に変えることができますが、そうでない場合、気血が不足して、体全体の機能が低下し、妊娠しづらくなることもあるのです。いうまでもありませんが、牌の消化・吸収力はふだんの食生活と大きなかかわりがあります。現代の女性の食生活は、甘いものや脂っこいもの、冷たいものや生ものの摂り過ぎ、過食、お酒の飲み過ぎといった傾向にありますが、こういった生活は、消化器に負担をかけ、体に痰湿という老廃物を生むことになります。痰湿は肥満を引き起こすぽかりでなく、排卵障害などの不妊の原因となることもありますので、ひどい状態にならないうちに、生活改善に努めることが大切です。このとき、痰湿を取り除く「温胆湯」などの漢方薬や、「シベリア霊芝(チャガ)」などを用いると、効果が現れやすくなります。なお、現代生活の中では、普通は栄養不足になることはないのですが、過激なダイエットや偏食、極端な粗食などによって、気や血の材料となる栄養が不足することもあります。この場合には、まずは、きちんと栄養が摂れるような食生活を工夫し、気血を補う漢方薬を併用していくとよいと思います。