全館冷暖房が可能に

2011-09-09

高気密・高断熱の環境が実現して全館冷暖房が可能になると、冷暖房に対しての私たちの考え方は一変します。それは熱を感じない環境づくりで、暖房に関していえば「暖かい」というより、むしろ「寒くない」という環境づくりです。冷房はその逆で「涼しい」という感覚ではなく「暑くない」という感覚です。高気密・高断熱住宅の基本的な考え方は部屋を暖めたり冷やしたりするのではなく、寒い部分や暑い部分をなくすためなのです。これにより、エネルギーをたくさん使って大量の熱を出していた従来型の開放型ストーブは要らなくなり、これに代わり今までの家では頼りなく思われていたエアコンや床暖房でも十分な暖房効果を得ることができるのです。今までの家は、部屋の天井側と床側では温度差が10℃以上になることもあり、床側か冷たかったことから床暖房が重宝されました。もちろん床暖房の快適さは否定されるものではありませんが、高気密・高断熱住宅では部屋の上下の温度差がなくなるため、どんな暖房手段をとっても部屋全体が暖かく快適に暮らすことができるわけです。