イタリアがファッションビジネスの重要なポジションとして注目を集めた理由

2010-12-17

イタリアがファッションビジネスの重要なポジションとして注目を集めだしたのは、プレタポルテ産業以降の時代からである。一九七〇年代、社会構造の変化に伴って、旧来のオートクチュールでは飽き足らない新しい階級が出現し、イタリア人のデザイナーの持つ個性的でミニマルなデザインと、市場に直結したスピード感のあるプレタポルテが主流を占めるようになった。五一年に立ち上げた「マックスマーラ」は、現在に至るまで、世界中でプレタポルテの販売を最も成功させている。当時のオートクチュールでファッションをリードしていたバレンチノーガラヴァーニも、世界の流れに対応して、七〇年にプレタポルテ部門を立ち上げている。その後に続くジョルジオーアルマーニ、ジャンニーヴェルサーチ、ジャンーフランコーフェレのミラノの3Gといわれるデザイナーが今日のイタリアファッションを不動のものとした。彼らは、自社ブランドのデザインだけでなく、工業製品とのコラボレーションやパリのメソンのデザイナーなど広範囲にダイナミックな活動を続けている。