私は調査のコピーを持って搭乗し、機内で再検討してみた。帰宅すると、ケリー(仮名)と電話で11時間かけて新たな質問表をつくりあげ、インタビューの手順をととのえた。彼女からのデータをもとにリポートにまとめることになった。1ヵ月たっても2ヵ月たっても、データは送られてこず、私はもう郵便を待ちうけるのをやめた。ケリー(仮名)はプロジェクトに見切りをつけたのだと思った。自分に必要な答えをみつけたのだろう。ところが半年後、UPS(ユナイテッド小包宅配便会社)で書類のつまった大きな箱が届いて、私はびっくりした。彼女はサンフランシスコ結婚許可局から出てきたカップルにインタビューしただけでなく、新婚カップルにも話を聞いていた。それに、真剣につきあった女性と別れてまもなくほかの女性と結婚した男性23人にも。ケリー(仮名)は調査の範囲を広げていたし、やり方にはいくつか間違いもあったものの、大半の情報は有意義だった。私のほうでもフォーカス・グループをつくり、140組の婚約カップルを調査した。結局、リポートをまとめるには5ヵ月近くかかった。実にたいへんな作業で、もう二度とこんな調査はごめんだと思ったほどだった。