ローコスト住宅は手抜きされている

2011-12-30

大手メーカーは展示場や営業マン、豪華なカタログやパンフレット、テレビのコマーシャルなどをするから「住宅価格が高くなる」と彼らはいうのですが、規模的な比較でみると、ローコストを扱う会社のチラシのコストもほぼ同じ程度の割合でかかっているはずです。だとしたら、これだけの費用をかけているのにもかかわらず、利益が出る仕組みがなければなりません。フル装備などといって必要ないものまでつけて、みかけ金額は安いのに……。

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その仕組みは追加工事やオプションで利益を得ているのか、それとも家そのものに使われる工事費が激安なのがしかないはずです。比べて高いといわれる大手メーカーの価格はどうなっているのか。私もいちばん興味があるのは、いったい「いくらでつくっているのか」ということです。残念ですが、どちらも家の「本当の建築費」を知ることは永久にできないのです。もしもあなたが勤める会社でボーナスはカットされ、給料も大幅に減り、そのうえサービス残業を強制されるとしたら、「仕事にやる気をもてますか」。しかも、会社だけは大儲けしているとしたら……。いま職人さんや業者が置かれている立場がそれと同じです。現場で働く職人さんたちにとって収入を増やす手段は「たくさんの現場」をこなしていくだけです。みえないところは「手抜きしてでも」早く終わらすのではないでしょうか。そこには残念ですが「丁寧につくろう」などという発想も行動もありません。